2015年5月の投稿
人が足りない、について言いたい
「人が足りない・・・」昨今どの会社でも聞かれることです。
もちろん、企業の大小、業界毎の差違はあると思いますが、「ウチは人が多いなあ」という会社は殆どないと
思います。
私も従業員35名程の会社の経営をしておりましたが、常に「人が足りない」ことは実感しておりました。
しかし、私の場合は実感しつつも敢えて具体的な増員対策を講じず、そのままにしていた部分も多々ありました。
表向きは「イヤー人が欲しいよね」と言っておりましたよ、もちろん。
その理由は
●今の人不足は役割変更、アウトソーシングで解決出来るレベルではないか
●新たに人を採用して、利益を出せるだけの収益環境が整っているのか
●現行の社員にもう少し頑張って貰って彼ら(彼女ら)の報酬を増やした方がお互いによいのではないか
主にこの三つを、ついつい深く考えてしまうという私の性格によるところが大きいでしょう。
このような性格ですから、短時間で飛躍的の会社の業績を延ばすことは出来ませんでしたが、舵取りをしていた
期間はずーっと増収増益でしたし、会社の経営状況が苦しくなり、社員の給与を減じたり、人を削減する、といったことは一度も
ありませんでした。
しかし、最も私がそのようなタイプの経営者だからであり、短時間で成長を目指す経営者はリスクを負ってでも人を求めると思います。
さて、その人についてですが、私の御客様で建設関係の会社については一様に常に人を求めておりますが、どうも建設系は人気薄で
どの会社も新規雇用に苦戦していらっしゃいます。
私が「営業部門でもう少し、マンパワーが欲しいですね」と言えば「その通りですが、どの部門も人が足りず、採用した人間を営業部門に
回せるか、難しいのです。求人広告も常に出しているのですが・・・」と苦しい回答が帰ってくることがしばしばです。
ここで経営者を除く従業員の方に伝えたいのは、経営者は人が足りないことはハッキリとわかっており、その為の手立ては打っています、
ということです。
私は管理職の方々と仕事をする機会も多いのですが「会社は人が足りないことをわかっていますかね?」や「経営者は何故人を増やさないんですか?」と
いう問いを多く受けます。
その度に「経営者はずーっと人を入れるべく努力をしています。そこは理解して下さい」と伝えますが、私が伝えた管理職がその配下に正しく事情を伝えているか、
ここは不明です。
しかし、ここは解って頂きたいので声を大にして、もう一度言いますね。
「経営者は人を入れる努力をしています!」
しかし、折角新しい人を入れても教育をし、定着をさせ、有効に社業に専念させるのは経営者はもちろんですが、管理職、または他の従業員の方々の
責務だと思います。
折角新しい人が来ても「アイツは変わっている」、「物覚えが悪い」、「直ぐに意見をしてきて、素直じゃない。教える気がしない」等、
アラばかりを探して、定着させることが出来ない環境を作っているのは管理職や他の従業員、という現実も目にします。
「人が足りない、人が欲しい」と言っていた人達が「人が足りない状況を作っている」・・・皮肉ですが、現実の光景です。
今日一番解って頂きたいのでこれももう一度言いますね。
「人が足りない最大の要因は、皆さんにあるのではありませんか?」
新しい人を「まず受け入れ」、「丁寧に教え」、「不安を解消すべく、努力をする」、これは皆さん出来るはずです。
小学生の時に転校生が来たら、横に座った人が教科書を見せたり、三角定規やコンパスを貸してあげたり、クラスのローカルルールを
教えたり、20分休みにドッチボールに誘ってあげたりしましたよね。
あれですよ、あれ。
新しい人が来たら管理職・従業員の方、宜しくお願いしますね。皆様の経営者に代わってのお願いです。
本日よりブログを開始致しました
「外部役員」も今年3月で4年目に入りました。3年間事業が継続出来ことを一つの区切りとして、今年は二つのことをやろうと思っておりました。
一つは事業所を開設すること、もう一つはこのブログを始めることです。
事業所の開設については御客様の中にはご存じの方も多かったと思いますが、自宅の一室を事業所としていました。
自宅で仕事をされている方は決して少なくないと思いますが、私にとっては「住・職一体」の素晴らしい環境でした。
多くの方々から「よくその環境で、集中して仕事が出来ますね−」と言われておりましたが、何ら問題はありません。
受験生を想像して下さい。彼らは主に自宅で集中して勉強をしているではありませんか!合格している人は、ですが。
皆様も少なからず受験生だった時期があると思います。自宅で仕事をする、とはあの状態です。
来客は困るでしょう、と言われたこともあります。
まず、来客については基本的に「来なくていいです」(丁寧にお断りをしております)と言い、敢えてそのハードルを越える方に対しては
近くにコーヒーショップが沢山ありますから、そこで待ち合わせ、お話をします。
気分転換にもなりますし、飲み物も選べますから私は非常に好ましいと思っておりました。家でしたら絶対に「キャラメル・マキアート」は飲めませんから。
全く業務上の支障がない日々でしたが、諸事情により自宅から出て仕事をすることとなりました。
しかし、簡単に「住・職一体」という嗜好は変わるはずはありませんので、自宅の直ぐ近くと言う場所を選びました。
私には「都内の御客様が増えたから都心に仕事場を設けよう」、「地代家賃の低いところで」という考えは全くありません。
これが一つ目、事業所開設についてです。
もう一つブログについてですが、色々な会社とご契約させて頂いておりますので、様々な内情を知ることとなります。
内情、特に問題点については業態(分野・規模)毎の違いは当然ありますが、共通する問題点も少なくありません。
あるAという会社で発生している問題点について経営者の方とお話をし、対策を考えるのは私の仕事ですが、
A社を出てから「B社でも同じことがあったな」と思い出すことはしばしばです。
B社で起こったことをA社にも伝えて、B社で発生した問題がA社で起きないように予防処置を提案したら良いですし、それは私の責務ですが、
その時A社に顕在化した沢山問題点があればその対処が先決です。消火活動が必要な状況で、消防訓練をしても、ですね。
もちろん、私の力不足も問題であることは間違いありません。そこは成長、改善をして参ります。
しかし、私の成長をどの御客様も待ってはくれませんので、そこでどうすれば多くの御客様に予防処置を提案が出来るか、異業種経営者間の情報共有化にどのような手立てがあるのか、
情報の発信源をぼかして重要な点を伝えるには・・・を考えた際に「日々感じたことを記録し、公開しよう」と思ったわけです。そこで選んだのがブログです。
私はどの御客様とも機密保持に関する契約を結んでおりますので、会社名はもちろん、どのような会社から発信された情報か、読み手が想像出来る状況もNGです。
つまり、ブログで公開するには「実際にあったこと(ノンフィクション)を、フィクションに変化させる」プロセスが
必要です。
注意が必要ですが、私は出来る、と思いました。
もちろんブログを読まれたのが当事者であれば「これはウチの会社のことだな」とお解りになると思います。
しかし、他の方が読んでもそれがどの会社のことか、絶対にわからないように配慮しますし、ご商売に直接関係することは掲載しません。
ブログを通して契約先の経営者、管理職、従業員の方々が私が「思い、考えているけれど、まだ直接伝えていないこと」を理解して頂き、日々の仕事の一助としてくれることを
期待しておりますし、「自分が置かれている状況は決して特別では無い」と感じて頂けると良いと思っております。
ちなみに事業所の開設日は6日で娘の誕生日、ブログの初稿は本日15日で息子の誕生日です。




