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2015年5月17日の投稿

人が足りない、について言いたい

2015年5月17日

「人が足りない・・・」昨今どの会社でも聞かれることです。
もちろん、企業の大小、業界毎の差違はあると思いますが、「ウチは人が多いなあ」という会社は殆どないと
思います。
私も従業員35名程の会社の経営をしておりましたが、常に「人が足りない」ことは実感しておりました。
しかし、私の場合は実感しつつも敢えて具体的な増員対策を講じず、そのままにしていた部分も多々ありました。
表向きは「イヤー人が欲しいよね」と言っておりましたよ、もちろん。

その理由は
●今の人不足は役割変更、アウトソーシングで解決出来るレベルではないか
●新たに人を採用して、利益を出せるだけの収益環境が整っているのか
●現行の社員にもう少し頑張って貰って彼ら(彼女ら)の報酬を増やした方がお互いによいのではないか
主にこの三つを、ついつい深く考えてしまうという私の性格によるところが大きいでしょう。

このような性格ですから、短時間で飛躍的の会社の業績を延ばすことは出来ませんでしたが、舵取りをしていた
期間はずーっと増収増益でしたし、会社の経営状況が苦しくなり、社員の給与を減じたり、人を削減する、といったことは一度も
ありませんでした。

しかし、最も私がそのようなタイプの経営者だからであり、短時間で成長を目指す経営者はリスクを負ってでも人を求めると思います。

さて、その人についてですが、私の御客様で建設関係の会社については一様に常に人を求めておりますが、どうも建設系は人気薄で
どの会社も新規雇用に苦戦していらっしゃいます。

私が「営業部門でもう少し、マンパワーが欲しいですね」と言えば「その通りですが、どの部門も人が足りず、採用した人間を営業部門に
回せるか、難しいのです。求人広告も常に出しているのですが・・・」と苦しい回答が帰ってくることがしばしばです。

ここで経営者を除く従業員の方に伝えたいのは、経営者は人が足りないことはハッキリとわかっており、その為の手立ては打っています、
ということです。
私は管理職の方々と仕事をする機会も多いのですが「会社は人が足りないことをわかっていますかね?」や「経営者は何故人を増やさないんですか?」と
いう問いを多く受けます。
その度に「経営者はずーっと人を入れるべく努力をしています。そこは理解して下さい」と伝えますが、私が伝えた管理職がその配下に正しく事情を伝えているか、
ここは不明です。
しかし、ここは解って頂きたいので声を大にして、もう一度言いますね。
「経営者は人を入れる努力をしています!」

しかし、折角新しい人を入れても教育をし、定着をさせ、有効に社業に専念させるのは経営者はもちろんですが、管理職、または他の従業員の方々の
責務だと思います。
折角新しい人が来ても「アイツは変わっている」、「物覚えが悪い」、「直ぐに意見をしてきて、素直じゃない。教える気がしない」等、
アラばかりを探して、定着させることが出来ない環境を作っているのは管理職や他の従業員、という現実も目にします。

「人が足りない、人が欲しい」と言っていた人達が「人が足りない状況を作っている」・・・皮肉ですが、現実の光景です。

今日一番解って頂きたいのでこれももう一度言いますね。
「人が足りない最大の要因は、皆さんにあるのではありませんか?」

新しい人を「まず受け入れ」、「丁寧に教え」、「不安を解消すべく、努力をする」、これは皆さん出来るはずです。
小学生の時に転校生が来たら、横に座った人が教科書を見せたり、三角定規やコンパスを貸してあげたり、クラスのローカルルールを
教えたり、20分休みにドッチボールに誘ってあげたりしましたよね。
あれですよ、あれ。

新しい人が来たら管理職・従業員の方、宜しくお願いしますね。皆様の経営者に代わってのお願いです。